頑張り屋の私がうつ病になった理由は完璧な仕事でないと気が済まず

まさか自分が、うつ病になると考えていた人なんて一人もいませんよね?

うつ病を発症する事例は様々ですが、僕なりに傾向を分析してみたら分かったことがあります。新卒の採用をしていて感じるのが、最初から120%頑張っちゃう子。

このタイプは女の子に多いんですが、頑張り屋さんで同期達よりも少しでも先んじようと努力しちゃう子。分からないでもないけど、大概の場合ゴールデンウィーク明け頃にスタミナが切れちゃう。

そしていわゆる5月病になって病んでいくスパイラルに陥るんだよなぁ。

プログラマー志望で入社するも思っていた仕事ではない

こんにちわ橋本と申します。私は女子大を卒業してシステム会社でシステムエンジニアをしていましたが、2年前の25歳の時にうつ病を発症して退職しました。

もとからプログラマー志望だったので給料がもう少し高ければとは思いましたが、90%は希望通りの就職でした。

研修が充実している会社で、1年目は月に1回以上は研修に参加していました。始めはついていくのが大変でしたが、仲間もいて一緒に頑張っている感があり辛いとは感じませんでした。

実際の業務に入ると、スーパーバイザー役の先輩の下で教わりながら実際の仕事に当たりました。手取り足取り親切に教えていただき少しずつプログラミングの仕事を覚えることができました。

段々と自分の思うように書けはじめ仕事も楽しくなってきて、何とか続けて行けそうだなと自信もついてきました。

2年目になった私は、スーパービジョンを終え、勤続5年目の頼りになる先輩の下でしたが、少しずつプロジェクトを任されるようになりました。

昼間はパソコンに向かってログを解析しながら電話でお客さんと話をしたり、客先に出向いて打ち合わせをしたりと、ずっとプログラムを書く仕事ではなく、対人的な仕事が80割以上占めるようになりました。

システムエンジニアの仕事は、プログラマーとは全く違うんだなと考え込んでしまい、「めっちゃめちゃ疲れた」と感じることが増えていきました。

今まで頼りにしていた先輩の休職でスイッチが入る

うつ病になったのは、入社5年目に入ろうという時。頼りにしていた先輩が乳がんになり休職することになり、その仕事を引き継ぐ事態に陥ったことがきっかけでした。

「がんばってね」と言われたとき、死にそうになる位心細い気持ちになり気が遠くなったのを覚えています。

今まで、分からない時や困った時は全て先輩に聞いて頼りきっていたので、「もう自分でやるしかないんだ」と追い詰めらた気持ちになりました。

でも、病気の先輩のためにも何とかこのプロジェクトを成功させなければと、覚悟を決めました。

分からないことがあっても同僚や上司に聞こうにも、皆自分の案件で手一杯で、自分でネットや本で調べて解決するしかありません。もともと、結構頑張り屋な私だったので先輩がいなくなってから、スキルは確かに向上しました。

プロジェクトが順調に終った夜先輩にメールで報告したら、「ありがとう」と返信が来て、嬉しさが全身にこみ上げてきました。

体調がおかしくなったのはその次の朝からでした。

起き上がる気力がなくベッドから出られません。会社に電話しなければと思うのですが、手に力が入らず出来ませんでした。そのままその日は無断欠勤するしかありませんでした。

その日を境に、雪だるま式に精神状態がおかしくなりました。

「何で電話しなかったのか」から始まり「何で今日も行けないのか」、「仕事を放棄した自分は社会人として失格」等、どんどん嫌悪感がつのり自分を責めるようになって行きました。

眠れない日が続き死にたいと考えるようにもなり、今思えば「うつ病」が刻一刻と進行していきました。

うつ病を抱えながらハローワークで職業訓練を受ける

3か月位出勤できない状態が続き、家族のすすめで病院に行くと「うつ病」と診断されました。

「自分がうつ病になるなんて」と信じられない気持ちで一杯。

でも、医者に「暫く休んですっかり治すしかありません」ときっぱり言われやっとのことで、ずっと背負ってきた重い荷物をおろすことが出来たような気がしました。

仕事を続けたい気持ちはなかったわけではありませんが、とにかく楽になりたい気持ちが強くなって退職する決心をしました。

1年半休んで病院に通い、カウンセリングやうつ病の自助グループなどにも参加し少しずつ自分を取り戻すことが出来ました。

日常生活が普通に送れるようになったので、やはり仕事がしたい意欲が出てきて、私はハローワークに行ってみることにしました。

求人票を閲覧していましたが、同じ職種だとトラウマがあり探す気になれず、どうしようかと考え込んでしまいました。

そんな時、職業訓練のパンフレットが置いてあるのを見つけました。内容を熟読したところ、自分も無料でこの訓練を受けられることが分かり、色々調べて申し込んでみました。

もともと、子どもが好きだったので、保育士資格取得の訓練に申し込んでみました。保育士になれるとは思っていませんでしたが、何かのきっかけになればとチャレンジしました。

訓練では、自分と同じように失業している人たちが来ているので、すぐに打ち解けて話すことができました。

自分のように全く違う分野からの転職を考えている大勢いて、訓練の内容よりも得たものが沢山ありました。保育士資格は取得できませんでしたが、訓練で就職カウンセリングの内容もあり、余裕を持って仕事と自分について見つめなおすことが出来ました。

自分はもともと、プログラミングのようなコツコツ机に向かう仕事がしたかったのだと気づき、未経験者可の小さな会社のパートのプログラマー職に応募し採用されました。

過去の自分は気付かず自分を追い込んでうつ病になった

現在は転職先のシステム会社でプログラミングの仕事をしています。

パートだから、少ない量の仕事を自分のペースでやっています。給料は高くありませんが、実家にいるので良かったし生活には困りません。

こういう時は、家族の支えが本当にありがたいですね。

「いつか、もっと大きな会社に就職して親孝行もしたいな」とか「自立して自宅でフリーランスもいいな」とか、自分の将来の事を考えるのがすっごく楽しくなりました。

なぜ自分が「うつ病」になったのか今は客観的に振り返ることができます。冷静に見つめなおすことができます。

あの頃、色々予想していなかった出来事が身に降りかかってきました。

仕事内容が思っていたのと違っていり、それを何年も続けなければならなくなったこと、そして頼りにしていた人がいなくなった等々。

そんな中、気づかないうちに自分で自分を追い詰めていたんですよね。

高い目標があったわけでもなく、淡々と生活ていただけなのに、うつ病になってしまったのだなと不思議に感じることさえあります。

私のようにどんな人でも「うつ病」になり得ますよね本当に。

でも、心配しないでください。立ち直ることもできます。

もし、うつ病になったなと感じたら、とにかく休んで下さい。恥ずかしがらず精神科やカウンセリングに行ってください。そして、周りの人に助けてもらってください。

心と体が健康になることが第一なので、仕事はその次ですよ。そうすれば、割と簡単に再就職なり次のステップに行けるはずですから。

自分を大切にして下さい。

頑張り屋の私がうつ病になった理由は完璧主義過ぎた

最後に要点を纏めておきますので参考にしてください。

[box05 title="要点まとめ"]
  • もともとプログラマー志望で思った通りの会社に入社
  • 信頼できる先輩のもと日々成長する毎日を送る
  • 先輩が休職することになり自分の体調も悪化した
  • うつ病と診断され1年6か月休職したのに転職活動
  • ハローワークで職業訓練校に通うも願いが叶わず
  • 今は地元の企業でパート勤務のプログラマーをしている
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人間、何かに依存している時が一番危ないですから気を付けてくださいね。

独り辛くて心が折れそうな時は、誰に相談してみてはいかがでしょうか?

誰かに話すだけでも、少しは気が楽になりますよ!