
新入社員の身分でイジメられると辛いものがありますよね?
分からないから聞いているのに答えてくれなかったり、都度枕詞のような嫌味を被せてくる先輩がいたら、もう詰んでしまいます。
自分だって新人時代はあったんだから、もう少し大人になれよ!って言ってやりたいですよ。(心の声)
目次
待遇が良く残業もない職場だったが人間関係が最悪
こんにちは。私はソフトウェアの会社でプログラマーをしていた25歳男です。
私がうつ病になるまでは、飛び込み営業やAUの携帯販売に携わった後、ソフトウェアの会社でプログラマーとして携わっていました。
飛び込み営業の営業マンをしていた頃は、お客さんに邪険に扱われたり怒鳴られたりなど快適とは言い難い環境で働いていましたが、精神が病んでしまうほど辛いとは考えていませんでした。
ノルマは厳しかったですが、残業も100時間を超えていて精神というより肉体的に大変でしたね。
それが原因で退職をした後、屋内で携帯販売の営業に携わっていました。この仕事は満足して入社したわけではなく、売り上げの結果を出してやりたいことも無くなってしまい、手に職をつけて仕事の幅を増やそうと考え退職。
その後に入社したソフトウェア会社で、うつ病を発症してしまいました。
原因は、残業時間や待遇面の話ではなく職場の人間関係。
寧ろ残業時間はほぼ無く、賞与もしっかりついており待遇面は比較的恵まれてる環境でした。
新人は分からないことが聞けない環境でうつ病が発症
私がうつ病を発症した直接の原因は、入社してから数か月後に配属された直属の上司と周りの先輩社員達でした。その会社では入社してから数か月は研修期間がありました。
常駐先が決まっていない時期で同期と研修を受けている時は問題の上司もいる環境でしたが、直接研修をしてくれたのは入社3年ほどの先輩であったため、特に問題はありませんでした。
比較的楽しく日々仕事のノウハウを学べており、この会社に入社できて良かったなと思いながら過ごしていました。
数か月間の研修も終わり、いよいよ常駐先が決まり配属されて数か月後に地獄は始まりました。
研修を受けたとはいえ本番のプロジェクトになると勝手が分からず、ある程度自分自身で考えどうしても自分で解決できないと判断した時は、早めの質問を心掛け質問をしていました。
実際、先輩からも「分からないことがあればどんどん聞いてほしい」と言われていました。
それが質問をした瞬間、「何で分からないの?もっとよく考えてよ」と言い放たれ、初めは私の聞き方や質問のレベルに問題があったのかなと思っていました。
でも明らかに聞かないと分からない質問をしても同じような口ぶりで、対応する気がみられません。
しかも、その先輩だけでなく私の直属の上司も同じようなことを言い放ちます。
それどころか、こんなことも分からないのか等、人を責めることばかり言い、的確な指示をもらえたことは一度もありませんでした。
そんな日々が半年続き体調も悪くなって、訳もなく涙が流れたりと普通ではありえない症状が表れ病院に行った結果、うつ病と診断されてしまいました。
あまり人とは関わらず転職サイトに登録して活動した
心療内科の医師から鬱病の診断を受けた時は、正直「やはりそうか」と自分が精神的な病気になった絶望感とこれで無理やり涙が流れたり、吐き気を催しながら電車に乗り、四六時中発生し続ける眩暈と戦う生活と堂々とお別れできる安心感。
メチャメチャ複雑な心境だったことを未だに鮮明に覚えています。
病院の待ち時間に、理由もなく涙が止まらなかった時点で普通に考えれば明らかなのですが
診断後、会社には休職届けを提出し数か月休職していました。
転職活動について診断直後の時期は何もできませんでした。
初めの2週間は部屋どころか布団からも出ることができません。
気晴らしに部屋でお酒を飲んでいても、何の前兆も無しに涙が出る状態で、とてもじゃないですが転職活動どころではありませんでした。
転職活動を始めることができたのは、更にその数か月後でしたね。
会社も辞める直前の時期で焦っていましたが、何とか仕事が決まり無事再就職することができました。
でも就職先が決まった瞬間、取り合えずひと安心できたのと、「新しい環境でまた今の会社にいる人を責めることしかできない上司や同僚がいるのではないか」って不安が入り混じっていましたね。
極力、人と会うのも最低限にして転職活動をしたかったので転職エージェントは使わず、自分で色々な転職サイトに登録して転職活動を進めていきました。
年齢の割には転職回数が多い方なので、特に書類選考で通過するかどうかがも心配でしたが意外と大丈夫でした。
ただあのような精神的に不安定な状態では、二度と転職活動はしたくないです。
転職先は人間関係が良好でうつ病の症状も回復した
新しい就職先はリクルートエージェントを使わず、自分で登録したリクナビNEXTで応募を繰り返し再就職を決めることができました。
業界は全然別の業界ですが、前職ではプログラマーとしての業務だけでなくその他事務面でも兼任していましたから、その部分を活かせる業界で就職しました。
初めの1か月はみんな優しく接してくれましたが、あと数か月したら人が変わってまた酷く傷つけられてしまう不安で一杯で、勝手に一人で辛かったなぁ。
でも、実際は上司も嫌味を言ったり人を傷つける言動をする人ではなく、先輩たちも仕事中だけではなく仕事外でもお酒の席に誘ってくださったり、楽しく生活することができています。
仕事を教えてくれるとき、こちらが質問をしても快く聞いてくれたり、時には雑談も交えて話しかけてくれ、とてもお世話になってしまいます。
転職時に伴い、仕事の内外の環境をガラッと変えるため、心機一転住居も引っ越しを行いました。
人間環境が変わると慣れるまで多少の疲れは伴いますが、環境が合っていなかったのか以前の住居では「アパートの更新までにまだこんなにあるのか。早く引っ越したいな」と思っていました。
しかし、現在の住居は「次の更新まで後これくらいしかないのか」って感覚になっており、今考えたら私が仕事と日常生活で上手くいってなかったのは、住んでいる環境も少なからず影響していたのだなと後悔しています。
そういう意味でも、引っ越して本当に良かったですね。
今ではうつ病の症状も無く、心穏やかに過ごせています。
世の中には色んな人がいるけど、大切なのは自分がどうポジティブに変換できるかに気が付くことができました。
私はうつ病になってしまいましたが、心の病気は気づいたら無理せず、すぐ病院に行きましょうね。
アドバイスを貰えず鬱病を発症したプログラマーまとめ
最後に要点を纏めておきますので、参考にしてください。
[box05 title=”要点まとめ”]- 飛び込み営業職だったが辛くプログラマー職に転向
- 待遇面が良く残業もなかったが人間関係が最悪
- 我慢していたが急に涙が止まらなくなり鬱病と診断される
- 人と関わりたくなかったので転職サイトを活用
- 転職回数が多かったものの何とか転職できた
- 現在の職場は人間関係も良好で充実した毎日
職場や環境を変えてみれば、うつ病が改善されることも多いようですね。
逃げることは悪いなんて学校で教えられたかもしれませんが、人間逃げることも大事です。
独りで悩んでいたら煮詰まってしまいます。逃げ方が分からないのであれば、勇気を出して誰かに相談してみてはいかがでしょうか?
話すだけでも気持ちは落ち着くものですよ。